アドレスをしてから右足と左足に交互に二、三度体重を乗せながら、肩の力を抜いて手首を軽く前後に折り、クラブヘッドを 50センチ前後 左右に小さく動かすのが最も一般的なワッグルのスタイルである。
言ってみれば、小さな素振りのようなもので、体をリラックスさせることやショットのイメー ジを作るのに役立たせることを目的に行うのが普通である。しかし、
ミズノMP 69マイク・ウィアー、クリス・ディマルコ、カーリー・ウェブといったプレーヤーは、打つ前にクラブヘッドを 比較的 大きく、右のイラストのように 一度か二度 引くような動作、つまり、一般的なスタイルより大きな ワッグルをするが、このタイプの ワッグルに まずは 注目して見よう。
クラブヘッドを 大きく引く動作は 第一に テイクバックで腕とクラブが正しいバック・スイングのプレーン上を移動できるように確認するという目的があるはずだが、加えて、
ミズノMP 69アイアン頭を必要以上に右に動かさ ないようにして確りと肩を回転させるためのチェック機能もあると考えられる。単に、体をリラックスさせながら、ショットのイメージを作るという効用以上の ものを狙ったものだと言える。
特に、
激安ゴルフクラブスウェーをする傾向のある人や肩が回らずにバック・スイングの弧が小さくなりがちな人には このクラブヘッドを 大きく引く プリショットの動作の効果は大きいだろう。