最新のパターのモデルの特徴は 1) ラインにフェースを合わせ易いデザイン、2) 慣性モーメントの大きなヘッド、3) 順回転のボールが打てるフェースやグルーブ、といったデザイン・フィーチャーで それぞれ なるほどと思えるメリットがある。
そして、そうしたデザイン・フィーチャーを取り入れたパターが ピン・
タイトリスト ap2 714 アイアン タイプのパターではなく マレット・タイプに多いのも事実である。また、ビージェイ・シン選手が かつて使っていた ネバーコンプロマイズのピン・タイプのパターのように 極端なヒール・トーデザインのピン・タイプのパターでマレットのように芯を外しても距離があまり落ちないデザインのパターもあった。
(ただし、2012年現在、このモデルは販売されていない。) L字パターとマレット型パターの
mp 54 アイアン中間のようなデザインでフェース中央にエラストマーをインサートしたデザインのパターなどは、ある意味、ヒール・トー・デザインとマレットの両方の概念を取り入れたもので新しいジャンルのパターだとも言えよう。
指の上にシャフトを乗せてクラブを水平な状態に置いた時に フェースが真上を向くものを フェース・バランスド・パター (Face Balanced Putter) と言うが、マレット・タイプのパターは (L字マレットなど 例外を除き) 基本的に フェース・バランスドになっている。