一定のヘッド・スピードで打ったボールの初速は 芯にどれだけ近いとことでボールを捕らえたかという要素に加え、クラブヘッドの反発係数 (COR)。
クラブヘッドの重量、ロフトやスイングの軌道によって決まるフェース面とボールが当たる角度、そして、
人気ゴルフクラブとボールが接している時間の長さ (即ち、クラブヘッドの加速度) などにも影響される。そして、それらの要素を トータルし、如何に上手く、また、効率良くボールを打てているかという視点から ボールへのエネルギーの伝達効率を 表す指標が スマッシュ・ファクター (Smash Factor) である。
日本語では ミート率とも訳されるが、それを 数式にすると 以下のようになる。
ゴルフアイアン言うまでもなく、ボールを クラブフェースの芯に近いところで打てば打つほど この数字は大きくなる訳だ。しかし、前述のように 他の要素にも影響されるので ミート率 という訳語は適当なものとは言えない側面もあるが、ゴルフ・ショットの分析技術の進歩によってスマッシュ・ファクターに係わる研究が様々な視点から行われるようになった。
そして、現在のルールや市場で販売されているドライバーのスペックを考えると スマッシュ・ファクターは 理論上 1.494 が 最大値になるという説があり、そうした説、または、
ゴルフドライバー人気類似の考え方が 業界では支持されている。