その直後に1組前を回るジェフ・オバートンが2番でイーグルを奪い、さらに同組のキーガン・ブラッドリーが2番でバーディ。
タイトリスト714 CB通算17アンダーで首位に並ばれ、自ら混戦を招いてしまう。しかし、並ばれはするが抜かれはしない粘りが、再び流れを引き寄せる。7番までパーを重ねて首位を並走すると、8番で5.5メートルのチャンスを決めて再び単独首位へ。1打差リードで迎えたサンデーバックナインは1度も首位に並ばれることなく、最後は2打差をつけて逃げ切った。
2打差リードでスタートしたノ・スンヨルが4バーディ、3ボギーの「71」にまとめ、通算19アンダーで逃げ切り勝利。米国ツアー参戦3年目にして初タイトルを獲得し、自身初となる「
テーラーメイドスピードブレード SpeedBlade アイアン マスターズ」出場権も手にした。序盤は重い空気に包まれた。1番のティショットを大きく右に曲げると、2.5メートルのパーパットを外し、今週55ホール目にして初めてのボギー。 スタート前から吹き荒れる強風が連想させた“嵐の予感”は、単独首位で最終日を迎えた22歳には無縁だった。