最終ホールのバーディが救い。ドライバーを抜いて戦った石川遼は2オーバーで初日を終えた。海外メジャー「全英オープン」初日、朝の練習場でキャディバックからドライバーを抜く決断をした石川遼は、
テーラーメイドバーナー2.0 で2バーディ2ボギー1ダブルボギーの「74」で回って2オーバーの84位タイ。最終18番で7メートルのバーディパットがカップに沈むと、苦しかった18ホールを振り返るように天を仰いだ。
同組で回ったマキロイは、平均飛距離340.5ヤードという驚異の飛距離で積極果敢なゴルフを展開して6アンダーを叩き出したが、「彼は彼なりに考えてやっていると思うので、参考にしようとは思わない」と影響される素振りはない。その
ゼクシオ7アイアントップとは3打差だが、「(首位との差は)特に気にしていないです。4日間やらなきゃ優勝はないですし」と、18ホールを10位で終えたくらいでは、この男が饒舌になる理由はない。