拳を突き合わせるフィストパンプ、あるいは手を上げ、高い位置でピシャッと叩き合うハイファイブ。これらは喜びや興奮を表す方法だが、どうやらマーティン・フローレスはそういうことをする人ではないらしい。「ウェルズファーゴ選手権」2日目の11番、フローレスは残り105ヤードからの第2打を56度の
ゼクシオ7アイアンウェッジで直接決め、イーグルを奪取。しかし、特に喜びを表現するわけでもなく、彼は淡々と歩き始めた。
「歩き始めた時、良いショットを打てたと思ったから、決めにいこうと考えていた。そうしたら突然拍手が聞こえてきたんだよ」。物腰の柔らかいテキサス出身の彼は、2日目に「68」を記録し、アンヘル・カブレラと並び首位に浮上。落ち着き払った反応を示したフローレスと同様に、カブレラもまた冷静だった。
G25アイアン アルゼンチン出身の彼はラスト6ホール中4ホールでバーディを奪取し、「69」でホールアウト。通算9アンダーとし、土曜日はフローレスと最終組で回る。